自己啓発本中心の書評ブログ

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<書評> ブランド「自分の価値」を見つける48の心得

はじめに

Amazon.co.jp: ブランド 「自分の価値」を見つける48の心得 eBook : 岩田 松雄: 本

★★★★(おすすめ)

具体的なエピソードとともに、これからの自分の価値を見つける重要性が書かれている。

印象に残った内容

「世のため、人のため」という、本来持つべきミッションがあり、その志が外見ににじみ出して現れてくるものが、「ブランド」

ブランドとは、どう見せるかではなく、ミッションを実行して、”結果としてにじみ出てくるもの”。
「自分をどう見せるか」という世間隊だけのセルフ・ブランディングを考えているうちは、一流にはなりえない。

自ら内に秘めた志(ミッション)が、「他人にはどう見えているか」を意識することも必要

自分のミッションを他人に伝えるのは、難しい。

心得

2 自身のある商品やサービスだけを提供せよ

3 期待を超えるからこそ感動が生まれる

4 一流は「人の真似」をしない

「何が欲しいかなんて、それを見せられるまでわかるはずがない」 by スティーブ・ジョブズ

「もどき」はどんなに頑張っても、「もどき」でしかない。 一流のひとは、細かなスペックにこだわっていない。もっと大きな視野で自分や世の中をみている。

6 会社は「コスト削減」では再生しない

8 「ジョハリの窓」の解放の窓を広げよ

  • 「自分は知っている自分」を「ミッション」
  • 「他人は知っている自分」を「ブランド」

9 思いを表明し、「自分の知らない自分」を教えてもらう

自分の心の中には存在しているけれど、他人には知られていないミッション。
自分の殻に閉じこもらずに、つねに他人から指摘やフィードバックを受けやすい空気をつくることで、意外な自分の特徴に気づかされることがある。

10 「未見の我」を探しなさい

「未見の我」を掘り起こすために必要なことは、新しいことにチャレンジする「勇気」を持つこと。

23 ブランド人は細部に目を配る

「神は細部に宿る」
細部に意識が届かない人は、ブランドにはなりえない。
企業も、個人も、急成長する必要などない。細かな点まで行き届く適正なスピードで成長していくことが大切。

25 昇進する人、しない人の決定的な違い

「功あるもの禄を、徳あるものに爵を」 by 西郷隆盛
数字を上げた人には、金石的な報酬を与え、人物的にはすぐれた人には、地位を与えなさい。

ミッションを体現し、かつ実績を上げた人間をしけるべきポストに備える。
数字だけつくれるだけの人間には金銭で報いるが、決して一定以上のポジションは与えない。

28 どんな言葉で「タグ付け」されているか考えよ

「ブランド化」とは、言い換えれば「差別化」。

32 就職面接で、面接官に絶対に伝えなければいけないこと

企業は、面接が進むほど能力やスキルよりその人の価値観や人間性を確かめるべき。

40 「センシティブ・トレーニング」のススメ

「自分のイメージは、他人に聞くよりほかにない」
ポジティブでもネガティブでも、フィードバックをきちっと指摘してくれる人に感謝すること。

41 誰にでも平等に関心を持ちなさい

「愛情の反対は憎しみではなく、無関心です」 by マザー・テレサ

「関心を持つこと」は、まさしく「愛すること」の始まり。

43 「ロール・モデル」にする人の4つの条件

  • 条件1 大勢に慕われている人
  • 条件2 勉強家の人
  • 条件3 謙虚な人
  • 条件4 行動力のある人

44 ミッションをつくり、絶えず進化させる

(1)誰に (2)何を (3)どのように提供するか

を入れ込んでミッションをつくる。
大切なことは、「人としてどう生きるか」ということ。

ミッションをつくったら終わりではなく、進化させていかなくてはならない。

46 ブログやSNSでブランドをつくる

メディアを通すと、自分の意図や真実は伝わらないことが多々ある。   自分の意図や考えを明確に発信し、誰でも見ることができるブログやSNSは、これからますます重要になってくる。